ナノ粒子は、電子材料・セラミック・医薬品・化成品をはじめとし、原材料・中間製品・最終製品として広く利用されています。その用途は多岐に渡り、市場規模は大きく拡大することが見込まれています。
タイヤ リチウムイオン電池 燃料電池
上記以外にも、キャパシタ、高速動作半導体、医薬品(ドラッグデリバリーシステム)などにも広く使われます。
一般に100nm以下のものをナノ粒子と呼びます。粒子サイズを小さくすると、個体を構成している原子の総数に対し、粒子表面に存在する原子数の割合が次第に大きくなります。
100nm程度より小さくなると、個体外部に結合を持たない個体表面の原子の挙動が次第に支配的になり、
通常の固体とは異なる性質を示すようになります。
例えば、金の粒子がシングルナノサイズ(10nm未満)領域になると、
通常の融点よりも低くなるなどの現象が生じます。
それらをうまく材料開発につなげることで、さまざまなイノベーションが期待できるのです。
材料開発は、乾燥粉体をペレット状に加工したり、溶媒に混合させますが、
機能を発揮させるには、ナノ粒子を凝集させることなく
均一に分散させることが求められ、分散状態と凝集状態の測定方法が非常に重要になります。
では現在、これらはどのように評価をされているのでしょうか。
乾燥粉体の場合、スラリー(溶液中のナノ粒子)など、粒子によって異なります。
これらの測定結果は解析が非常に難しいとされており、
主に研究機関で使用されている分析機器であることがほとんど。
生産ラインなどで定量的に、連続的に測定する手法は、まだ世の中にはありません。
しかし、開発現場で評価を要するユーザーは非常に多いのです。
そのようなお客様のお声を実現すべく、アクロエッジでは、
ナノライザー(ナノ粒子分散凝集測定器)を発売することとなりました。
ナノライザーは、サンプルにかざすだけで
その測定が簡単に行える新製品です。
製品の詳細については後日、別途掲載いたします。
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