Cureaの用途
Cureaの用途
1.フィルム
●偏光フィルムの貼り合わせ
●AR(反射防止フィルム)の貼り合わせ
●TACフィルムの貼り合わせ
偏光フィルムの構造
偏光フィルムはこのように、何種類にもわたるフィルムをUV硬化型樹脂を用いた貼り合わせて作られています。さらに、それぞれのフィルムも、下のイメージ図のように何層かのフィルムの貼り合わせで構成されています。Cureaは、この貼り合わせ過程でのUV硬化型樹脂の硬化状態の数値化を実現することにより、剥離試験などの破壊検査をすることなく検査が可能になります。これにより生産時の歩留まりを抑え、生産性を大幅にUPさせることが可能です。
【フィルムの貼り合わせ工程例】
フィルムの貼り合せは以下のような工程にて行われます。
UV硬化樹脂の塗布→乾燥(プレキュア)→UV照射(本硬化)→Cureaで硬化度合いを数値化!!
これにより、生産のラインを止めることなく、非破壊での検査が可能になります。
2.UVコーテイング
●プラスチック
フロアタイル/長尺床材/金属蒸着用のベースとトップ/化粧品容器のキャップ/化粧品のコンパクト/ヘッドライトのポリカーボネートレンズ/ハードコート/機能性フィルム etc.
UVコーティングの工程例【スマートフォンのカバー】
スマートフォンのカバーなどのコーティング工程時、UV照射にて硬化させる際、オーバー照射されている例が多いですが、これにはしばしばクラックが生じてロスになり、歩留まりが課題となっています。
しかし、照射後、『Curea』を使って硬化度合いを測定すると・・・
硬化度合いが数値化できるため、ライン上でOK・NG判定が可能になり、歩留まりが減るため、生産性大幅UPが実現します。
●金属
飲料水缶のコーティング/金属銘板/鋼板/鋼管の一時防錆 etc.
●印刷製版・インク
印刷紙のつや出し/紙器/レコードジャケット/ラべル・シート/雑誌の表紙/アルミの蒸着紙のベースコート etc.
●木工
パーティクルボ―ドの下塗り/銘木床材/縁甲板/壁材/家具などのハードコート etc.
●その他
自動車のライト類の蒸着ベースコート/光ファイバー/CD/ゴルフクラブのヘッド/釣竿 etc.
3.封止
●スマートフォン・タブレットのケース